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「シャーマニズムの精神人類学 癒しと超越のテクノロジー」(ロジャー・ウォルシュ著、春秋社)のまとめです。

正直面白くないです。同じような内容の繰り返しが多く退屈しました。だからまとめも途中までです。

・シャーマニズムは精神病?
伝統的な見解ではシャーマニズムは分裂病やヒステリー、てんかんの一種と考えられていたそうです。トランスパーソナル心理学者の筆者はそれらに対して「断定はできない。」として反論します。筆者は医学博士でもありますのでこの辺りの話はかなり具体的です。(だから素人は退屈する。)

・シャーマニズムの定義とその特徴
①シャーマンは自発的に変性意識状態に入ることができる。
②そうした状態の下で異界への「旅」を体験する。
③そうした旅を、知識や力を手に入れ、共同体の人々を助けるための手段として利用する。
④霊との交流を行う。
⑤日常的には隠されたリアリティと接触する。

またシャーマニズムは価値観や教義よりも、その実践法や体験の方に焦点をあてたもの→宗教ではなく宗教的伝統というべきもの。しかもシャーマンの個人的体験が非常に強調される。

・起源 ―人間の本質から考えて―(実はここら辺が本書の肝です。)
シャーマニズムは世界最古の伝統の一つだが、正確な起源は分からない。
また世界中に広範に分布しているにもかかわらず、シャーマンには著しい共通性がある。→その共通性はどこから来たのか?

・それぞれの場所で自然に生まれた。→そこには人類が本来的に共有している傾向性ないしは周期的な社会ニーズがあった。

・そうではなくて共通性は同じ祖先をもつ人々の移住や分散によって生じた。→言語や社会的慣習の変化を考慮すると移住だけで説明は難しい。

⇒一つ目の考察のほうが理にかなっている。
社会的な力と人間の本来的能力が反復的に結びついたことでシャーマニズムは維持されてきた。

具体的に説明すると・・
・人間には本来的に超越したものや霊的なものを求める欲求が備わっている。
→心理学的にみてもそれらは人間に「癒し」を与える。

・一方長い歴史の中で人間は自然発生的に覚醒夢、体外離脱体験、臨死体験(死と再生の体験)などと遭遇してきた。さらに向精神性植物(cf.LSD)や原始的なドラム音などにより変性意識状態に。
→人間は本来的能力としてトランス状態に入り、超越的なものを獲得できる。

・とはいえ全ての人間がうまく「覚醒」できるわけではない。同時に古代の集団においては「覚醒」した聖者たる人間が集団全体のために必要。(異界へ「旅」をして悪霊と話をつけたり、神の怒りを静めるため。)
→こういったことがシャーマンという特別な存在に対する社会的需要に。

上記の三つがむすびつきシャーマンを各地で自然発生させた。そしてそれらは人間に共通する根源的な傾向性と社会需要に基づいているので、各地のシャーマンは共通性をもちながら維持されてきた。

※最後に・・
「超越的なものって何?」という質問に対して

「天国はあなたの内にある。」とだけ言っておきます。
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